テクセンドフォトマスク(429A)の新規上場が決まりました。
わたしの初値予想とBBスタンスについて紹介します。
事業内容(概要)
テクセンドフォトマスク(429A)は、半導体用フォトマスクの製造・販売会社として、TOPPANグループから吸収分割により事業を継承する会社として設立され、2022年4月より営業を開始しました。
当社グループは、当社、連結子会社13社及び持分法適用会社2社の計16社で構成されており、世界各地に広がるサービスネットワークと主要な半導体需要地域に所在する8つの製造拠点を活用し、EUVフォトマスク生産などを手掛ける等、業界最先端の技術開発力で、外販フォトマスク市場のリーディングカンパニーとして事業活動を行っております。また、微細加工技術を応用し、ナノインプリントモールド等の新事業領域の開拓を進めております。
当社グループの事業は、前身であるTOPPANグループにおいて印刷テクノロジーの一つである微細加工技術を応用し、1968年にトランジスタ用のマスクの量産を開始したことに端を発しております。以来、半世紀以上に及ぶ歴史の中で、台湾に中華凸版電子股份有限公司(現:中華科盛德光罩股份有限公司)を設立し、またDuPont Photomasks Inc.を買収することで、今日では世界各国に製造拠点を有する外販フォトマスクメーカーとして、2024年において半導体向け外販フォトマスク市場におけるシェア38.9 % というトップの位置におります
[事業系統図]
初値予想
テクセンドフォトマスク(429A)の上場において、気になる点は下記になります。
- テーマ的には、「フォトマスクの製造・販売」で普通
- 業績は、普通
- 当選本数は、微妙
第5期第1四半期連結累計期間、利益を確保している(売上収益は30,076百万円(前年同期比0.9%増)、営業利益は5,875百万円(前年同期比12.7%減)、税引前四半期利益は6,799百万円
(前年同期比18.3%減)、また親会社の所有者に帰属する四半期利益は5,475百万円(前年同期比22.5%増))が、当選本数が多めを考慮すると、
公募割れの可能性があると判断します。
BBの参加スタンス
現時点でのBBスタンス;
【更新日:2025/9/30】
仮条件がでました。
想定価格:2,890円
仮条件 :2,900~3,000円
想定価格から見て、仮条件が維持なので、当選本数のリスクが大きいと判断し、判定を維持「△」。
BBスタンスは、リスクを考慮して「SBI証券のIPOチャレンジポイント確保」とします。
独自評価
新規上場会社名 | テクセンドフォトマス |
独自評価(◎大、○:普通、△:リスク) | |
初値期待度 | △ |
人気度 | ○ (事業内容:フォトマスクの製造・販売) |
業績 | ○ 評価項目: 売上高(10% 以上):△ 経常利益(10% 以上):○ 当期純利益(10% 以上):○ 自己資本比率(40%以上):○ 自己資本利益率(10% 以上):○ |
当選枚数 | △: 普通(~20,000本):○※ 多い(20,001本~):△ ※売出株数の影響を考慮要 |
上場スケジュール
■JPX:新規上場会社情報より引用 | |
市場区分 | プライム市場 |
事業の内容 | フォトマスクの製造・販売 |
業種別分類・コード | その他製品・429A |
公募株数 | 7,000,000株 |
売出株数 | 14,390,100株 |
OA株数 | 5,941,600株 |
当選本数(売買単位:100株) | 273,317本 |
仮条件決定日 | 9/30 |
BB期間 | 9/30~10/6 |
公開価格決定日(当選日) | 10/8 |
申込期間 | 10/9~10/14 |
上場日 | 10/16 |
主幹事証券 | SMBC日興証券 野村證券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
幹事証券 | モルガン・スタンレーMUFG証券 BofA 証券 みずほ証券 大和証券 SBI証券 マネックス証券 松井証券 岡三証券 岩井コスモ証券 |
事業規模
想定価格 | 2,890円 |
上場時発行済み株式総数 | 99,291,220株 |
想定時価総額 | 2,869.5億円 |
吸収金額 | 789.9億円 |
案件規模 | 中型案件 |
企業業績
では、また!!
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