サスメド(4263)の新規上場が決まりました。
わたしの初値予想とBBスタンスについて紹介します。
事業内容(概要)
サスメド(4263)は、「ICTの活用によって持続可能な医療サービスを社会に提供し続けること」をミッションに、医薬品、医療機器に次ぐ第三の治療法として注目されている「デジタル治療(Digital Therapeutics、以下「DTx」といいます。)」の開発を中心として事業展開を行っております。また、DTxの開発にあたって独自に構築した臨床試験システムを汎用化し、製薬企業、学術研究機関、医療機関、医薬品開発業務受託機関(Contract Research Organization、以下「CRO」といいます。)等の第三者へ提供することで業界全体での創薬プロセスの効率化を、加えて、世の中に膨大に蓄積されている医療データの利活用を目的として開発した機械学習による自動分析システムを製薬企業、学術研究機関等へ提供することで効果的・効率的な医療サービスの実現を目指しております。
当社のセグメントは①自社の治療用アプリ開発で構成される「DTxプロダクト事業」、②汎用臨床試験システムと機械学習自動分析システム並びにこれらシステムを活用したDTx開発支援から構成される「DTxプラットフォーム事業」の2つとなります。
なお、「DTxプロダクト事業」については現在、検証的試験を終了しておりますが、製品の販売には至っておりません。
[事業系統図]
初値予想
サスメド(4263)の上場において、気になる点は下記になります。
- テーマ的には、「医療機器開発およびその協力、各種医療情報の収集・提供」で普通
- 業績は、微妙
- 公開株数は、微妙(多い)
第7期第1四半期累計期間、利益の確保できず(事業収益30,838千円、営業損失128,024千円、経常損失128,996千円、四半期純損失129,828千円)、公開株数が多いことと同時上場が多いこと(7社)から、
公募割れの可能性があると判断します。
BBの参加スタンス
現時点でのBBスタンス;
【更新日:2021/12/10】
仮条件がでました。
想定価格:1,310円
仮条件 :1,310~1,410円
想定価格から見て、仮条件の価格が維持なので、判定も維持「△」。
BBスタンスは、リスクを考慮して「SBI証券のIPOチャレンジポイント確保」とします。
独自評価
新規上場会社名 | サスメド |
独自評価(◎大、○:普通、△:リスク) | |
初値期待度 | △ |
人気度 | ○ (事業内容:医療機器開発およびその協力 各種医療情報の収集・提供) |
業績 | △評価項目: 売上高(10% 以上):○ 経常利益(10% 以上):△ 当期純利益(10% 以上):△ 自己資本比率(40%以上):○ 自己資本利益率(10% 以上):- |
当選枚数 | △: 普通(~20,000本):○※ 多い(20,001本~):△ ※売出株数の影響を考慮要 |
上場スケジュール
■JPX:新規上場会社情報より引用 | |
市場区分 | マザーズ |
事業の内容 | 医療機器開発およびその協力 各種医療情報の収集・提供 |
業種別分類・コード | 情報・通信業・4263 |
公募株数 | 2,291,000株 |
売出株数 | 302,000株 |
OA株数 | 388,900株 |
当選本数(売買単位:100株) | 29,819本 |
仮条件決定日 | 12/8 |
BB期間 | 12/9~12/15 |
公開価格決定日(当選日) | 12/16 |
申込期間 | 12/17~12/22 |
上場日 | 12/24 |
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
幹事証券 | SBI証券 東海東京証券 あかつき証券 いちよし証券 |
事業規模
想定価格 | 1,310円 |
上場時発行済み株式総数 | 15,547,600株 |
想定時価総額 | 203.7億円 |
吸収金額 | 39.1億円 |
案件規模 | 小型案件 |
企業業績
では、また!!
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