Repertoire Genesis(9217)の新規上場が決まりました。
わたしの初値予想とBBスタンスについて紹介します。
事業内容(概要)
Repertoire Genesis(9217)は、「治らないをなくす」というミッションのもと、当社独自の免疫多様性解析技術から得られる多くの情報を統合し、生体反応を多方面から正確に把握することで、がんや自己免疫疾患、感染症などの幅広い疾患分野において、免疫系を応用したこれまでにない新しい医療開発(基礎研究、予防、診断、治療)を支援する事業を展開しております。
免疫系は、私たちが体内に元々備えている自然界で最も洗練された診断及び治療の仕組みの一つと言えます。しかしながら、これまではその詳細を十分に把握/解明できなかったため、医療分野では免疫系が持つ潜在的な医療応用へのポテンシャルを十分に活かせていませんでした。
当社独自の免疫多様性解析技術は、患者さんの免疫系に関する複雑かつ多くの情報を遺伝子レベルで解読し、免疫系がその患者さんの病気にどのように関与しているか、また特定の治療方法がどのように免疫系に影響を与えているかの検証を可能とします。これらの解析結果を独自のバイオインフォマティクス(注1)技術とこれまでに当社が蓄積したデータベースと組み合わせて多面的に把握することで、顧客の抱える医療開発に関する課題に合わせた高付加価値なソリューションが提供可能となります。
[事業系統図]
初値予想
Repertoire Genesis(9217)の上場において、気になる点は下記になります。
- テーマ的には、「免疫多様性解析を基盤とした新規診断法・治療法の開発支援
」で普通 - 業績は、微妙
- 公開株数は、普通
第8期第3四半期累計期間、売上の伸びは見えず、利益確保が難しいこと(売上高は369,269千円、営業損失は92,935千円、経常損失は90,692千円、純損失は92,284千円)と、ウクライナ問題における株価への影響も考慮すると、
公募割れの可能性があると判断します。
BBの参加スタンス
現時点でのBBスタンス;
【更新日:2022/2/28】
仮条件がでました。
想定価格:1,640円
仮条件 :750~1,050円
想定価格から見て、仮条件の価格が下振れなので、判定を維持「△→△」。
BBスタンスは、リスクを考慮して「SBI証券のIPOチャレンジポイント確保」とします。
独自評価
新規上場会社名 | Repertoire Genesis |
独自評価(◎大、○:普通、△:リスク) | |
初値期待度 | △ |
人気度 | ○ (事業内容:免疫多様性解析を基盤とした新規 診断法・治療法の開発支援) |
業績 | △ 評価項目: 売上高(10% 以上):○ 経常利益(10% 以上):△ 当期純利益(10% 以上):○ 自己資本比率(40%以上):○ 自己資本利益率(10% 以上):- |
当選枚数 | ○: 普通(~20,000本):○※ 多い(20,001本~):△ ※売出株数の影響を考慮要 |
上場スケジュール
■JPX:新規上場会社情報より引用 | |
市場区分 | マザーズ |
事業の内容 | 免疫多様性解析を基盤とした新規診断法・治療 法の開発支援 |
業種別分類・コード | サービス業・9217 |
公募株数 | 930,000株 |
売出株数 | 732,000株 |
OA株数 | 249,300株 |
当選本数(売買単位:100株) | 19,113本 |
仮条件決定日 | 2/28 |
BB期間 | 3/2~3/8 |
公開価格決定日(当選日) | 3/9 |
申込期間 | 3/10~3/15 |
上場日 | 3/18 |
主幹事証券 | みずほ証券 |
幹事証券 | SMBC日興証券 SBI証券 あかつき証券 いちよし証券 岩井コスモ証券 東海東京証券 丸三証券 楽天証券 |
事業規模
想定価格 | 1,640円 |
上場時発行済み株式総数 | 4,044,000株 |
想定時価総額 | 66.3億円 |
吸収金額 | 31.3億円 |
案件規模 | 小型案件 |
企業業績
では、また!!
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