日本の証券会社は多く、個々の証券会社に特徴があります。
このサイトでは、IPO(新規公開株)をメインに取り扱っており、個々の証券会社のIPOに関する特徴を調べています。
今回は、楽天証券について説明します。
参考)わたしが参加したIPOで、主幹事をした証券会社、事前入金不要の証券会社以外の証券会社;
- マネックス証券
- 岩井コスモ証券
- 楽天証券
- auカブコム証券
- 丸三証券
- エイチ・エス証券
1.特徴
楽天証券の主な特徴は下記になります。
- IPO引受数(2019年の引受数:26社/86社中)
- IPO主幹事引受数(2019年の主幹事引受数:0社)
- IPO抽選は完全抽選(平等抽選)
- 口座数が多い(2019年:約338万口座)
次に抽選について説明します。
2.抽選について
楽天証券の抽選は、下記1段階方式になっています。
残念ながら、大和証券のような2段階方式ではありません。
- 完全抽選(平等抽選)
IPO完全抽選(平等抽選)
完全抽選(平等抽選)は、1口座に1口の抽選件が与えられます。
コンピュータの乱数を用いて、お客様の申込ごとに「抽選番号」をひとつ付与し抽選を実施しています。
申込株数が多い少ないに関係なく、当選確率が平等です。
抽選方法
購入申込終了日の大引け後、日経平均大引け値の下三桁の数値をもとに抽選を行います。
抽選方法は、引値の下三桁の数値を抽選倍率=抽選対象株数/当選株数(以下この数値をAとする)で割り、余りの数字(割り切れた場合は0。以下、この数値をBとする。)を算出します。
当選番号は、1+Bからスタートして、以下Aを足していき、当選株数に達した時点の番号までとなります。
従って、1+B、1+B+A×1、1+B+A×2、1+B+A×3・・・となります。
具体例
抽選倍率=10倍(公開する数値です。小数点以下は切り捨てで表示)
抽選対象株数=130株(非公開)
当選株数=13株(非公開)
日経平均後場引値 13,256.13円
<計算式詳細>
613÷10=61・・・3
A=10、B=3
当選番号は、4,14,24,34,44,54,64,74,84,94,104,114,124 となります。
抽選の割合について、少し調べてみました。
日本証券業協会の「新規公開に際して行う株券の個人顧客への配分状況」の楽天証券のデータから、新規公開株の個人のお客様への配分は100%でした。
項目 | 抽選の割合 | 備考 |
新規公開株の個人のお客様への配分 | 100% | 例)ジェイック 引受単元数:13 IPO抽選単元数:13(100.0%) ダブルエー 引受単元数:5 IPO抽選単元数:5(100.0%) |
わたしは、当選確率を上げるため、毎回、応募していますが、まだ、当選していません。
残念です。(^_^)
3.手数料について
楽天証券の現物取引の手数料は下記になります。
現物取引手数料 | |
超割コース/取引金額 | 新手数料 |
5万円まで | 55円(税込) |
10万円まで | 99円(税込) |
20万円まで | 115円(税込) |
50万円まで | 275円(税込) |
100万円まで | 535円(税込) |
150万円まで | 640円(税込) |
3,000万円まで | 1,013円(税込) |
3,000万円超 | 1,070円(税込) |
※超割コースをご利用いただくと、国内株取引手数料だけでなく、 対象商品すべての取引手数料の1%をポイントバック。 | |
1日の取引金額合計 | 手数料 |
50万円まで | 0円 |
100万円まで | 943円(税込) |
200万円まで | 2,200円(税込) |
300万円まで 以降、100万円増えるごとに1,100円(税込)を追加。 | 3,300円(税込) |
では、また!
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