今回は、IPOの取扱数一番のSBI証券について調べてみました。
公募割れのリスクがある場合、参加しないのが一番良いのですが、多くのIPO投資家はSBI証券に最低株数:100株で参加し、落選時のIPOチャレンジポイントを貯めています。
IPOチャレンジポイントを貯め、年に数度のある超S級のIPOの抽選に参加する準備をしています。
もし、当選しても、ペナルティー無しで購入辞退ができます。
1.特徴
SBI証券の主な特徴は下記になります。
- ネット証券である
- IPO引受数1位(2019年の引受数:82社/86社中)
- IPO主幹事証券会社の経験(2019年の主幹事引受数:7社)
- IPO抽選に外れても、IPOチャレンジポイント抽選
- IPO抽選は口数比例抽選
- NISA口座は手数料無料
- 口座数が多い(2019年:約495万口座)
次に抽選について説明します。
2.抽選について
SBI証券の抽選は、下記2段階方式になっています。
- IPO抽選
- IPOチャレンジポイント抽選
IPO抽選
SBI証券のIPOは、口数比例抽選です。
口数比例抽選は、100株に1口の抽選件が与えられます。
すなわち、申込株数が多いほど抽選回数が多くなり、当選確率が上がります。
抽選時、申込株数の買付余力の確認が行われますので、事前に入金が必要になります。
もし買付余力が不足していた場合は、買付余力内の株数で抽選が行われます。
抽選対象の買付余力確認は、抽選日(発売価格決定日)の18:00前に行われます。
同一日に新規上場株の抽選が複数行われる場合は、順番に抽選が行われます。
初めの抽選に当選した場合、次の抽選の買付余力からその購入費用が引かれます。
最悪、買付余力が無い場合は抽選が行われません。(要注意ですね(^_^))
抽選の割合について、少し調べてみました。
日本証券業協会の「新規公開に際して行う株券の個人顧客への配分状況」のSBI証券のデータから、新規公開株の個人のお客様への配分は約50%でした。
SBI証券の「募集等に係る株券等の顧客への分配に係る基本方針」では、その個人のお客様への配分の70%をIPO抽選、30%をIPOチャレンジポイント抽選に割り当てています。
SBI証券ではIPO抽選に落選した場合、IPOチャレンジポイントを1点もらえます。
次にIPOチャレンジポイント抽選について説明します。
IPOチャレンジポイント抽選
IPO抽選に落選するとIPOチャレンジポイントが貯まります。
そのポイントを使用して、IPOチャレンジポイント抽選に参加します。
IPOチャレンジポイント抽選(前記抽選の割合:15%)は、新規上場株のIPO抽選後に行われ、落選した人が対象になります。(IPOチャレンジポイント抽選申込は、IPO抽選申込時に行う必要があります)
このIPOチャレンジポイント抽選は、純粋にポイントの多さで当選します。
落選した場合は、ポイントが戻ってきますので、いつかは必ず当選します。(当選するとポイントがなくなりますが(^_^))
ご参考まで!
3.手数料について
SBI証券の手数料をまとめてみました。
IPO抽選で当選した場合、買付時の手数料は無料になります。
SBI証券の手数料には一注文の約定毎のスタンダードプランと一日の約定毎のアクティブプランがあり、自分の購入スタイルにより選ぶ必要があります。(わたしはスタンダードプランですが)
2019年のIPO株の初値売りで50万円を超える案件が、多くありますので考えどころですね。(^_^)
資金に余裕のある方は口数比例抽選で当選率を上げ、同時にNISA口座で税金の非課税の制度を有効に使うと良いかもしれません。
では、また!
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